- ゴルフ事情
ニュージーランドの国技はオールブラックスで有名なラグビーですが、ゴルフもラグビー、クリケットと同じく人気のスポーツの1つです。ニュージーランドの人口は約400万人ですが、国内には400を超えるゴルフコースが存在し、人口に対するゴルフ場の数が世界一多い国だと言われています。
ニュージーランドのゴルフでは、日本のようにキャディはつきませんが、手引きカートや電動カートを使ったセルフプレーで、気軽にプレーが楽しめます。このような環境ですから、ニュージーランドのゴルファーには実力者が多く、ハンディキャップを持つほとんどのゴルファーが、女性も含めて競技ゴルフの経験をしています。ニュージーランドでは、ゴルフというスポーツは、競技スポーツとして認識されています。
ニュージーランドのゴルフのレベルは高く、1994年には世界各国のアマチュア代表を集めて行われる世界アマチュア団体戦で、男子が優勝しています。ジュニアの育成にも力を入れており、日本で開催されているワールドジュニア団体戦でも、ニュージランドチームは2001年度に世界で第2位入る活躍を見せました。
プロでは、2005年に全米オープンに優勝したマイケル・キャンベル、現在も日本のプロツアーで活躍中のデビッド・スメイル、全英オープンに優勝したボブチャールズや、以前日本の女子プロツアーで大活躍したマーニー・マクガイアを輩出しています。
国民の人口が日本の30分の1でありながら、日本の男子プロが未だかつて獲得できていない、メジャータイトルの優勝者を2名も誕生させたということからもおわかりのように、ニュージーランドのゴルフのレベルは非常にハイレベルであり、ゴルフの腕を磨くには絶好の場所です。海外でのゴルフ留学をお考えの方々にとっては、まさにうってつけの国と言えるでしょう。
- 地理
ニュージーランドは、日本から東南へ約9,000Kmの南半球に浮かぶ、南北2島とスチュアート島をはじめとする周辺の島々からなる国です。全長約1,700Km、最大幅450Kmと日本のように南北に長い形をしています。北島11,5万平方キロメートル、ちょうど本州と九州を合わせたくらいの広さに相当します。
氷河や火山、原生林などのダイナミックな自然と伝統的な文化に育まれた大地は、各地で実に変化に富んだ景観をみせてくれます。北欧で見られるような神秘的なフィヨルドから、3,000m級の山々が連なるスイス・アルプスのような山岳美、南太平洋の熱帯を彷彿とさせる気候風土、そして英国的な田園都市風景まで。この国には「地球の箱庭」と呼ばれるにふさわしい魅力あふれる景色がいたるところに点在しています。
- 気候
ニュージーランドの気候は、 比較的温暖な西岸海洋性気候です。年間の温度差が8〜9℃(東京が22℃くらい)、日本ほどは明確な四季の変化は感じられません。しかし、1日の中での気温差が大きく、夏場でも朝夕などは長袖のカーディガンなどが必要になる場合もあります。
雨は冬(日本の夏)に少し多く降りますが、雨期、乾期といったものはありません。雪は、山岳部以外の平地や牧場などに降ることは大変まれで、芝生や牧草の広がる大地は一年中緑に輝いています。酷暑、厳冬のいずれもなく、さんさんと降り注ぐ日差しと澄み切った空気に満たされた国、それがニュージーランドです。
- 治安
ニュージーランドは非常に治安が良い国で、暴力事件等の凶悪犯罪は日本に比べても非常に少ない国です。しかし、空き巣や車上荒らし等の金品狙いの犯罪は、日本と比べても比較的多いので、物に対する管理と戸締りには注意が必要です。
- 人々
ニュージーランドの気候は、 ニュージーランド人の人柄は実直・誠実で、暮らしぶりも慎ましやかで健康的なものです。日本と同じような島国に暮らすせいか、日本人と共通する性格の持ち主も少なくありません。しかし何よりも印象的なのは他人に対する親切心です。このような国民性ですから治安もよく、受講生も安心して生活をすることができます。
人口は約400万人。公用語は英語です。隣国のオーストラリアとはタズマン海をへだてて1,500kmの距離にあることや、歴史的な成立が異なることなどから、オーストラリア英語とは多少異なるクィーンズ・イングリッシュに近い英語が話されています。